企画ディレクターの仕事を一言で表すなら、「想いを形に変えるための舵取り役」だと思っています。クライアントの頭の中にある“まだ言葉にならない想い”を掘り起こし、それを誰かの心に届く形に整える。その過程にこそ、この仕事の面白さと難しさがあります。
良い企画とは、お客様が“何を大事にされるのか”、“何を欲しているのか”という不変の問いに対して自問自答を繰り返し、現場のクリエイターたちが互いにその共通認識をもった現場から生まれると考えます。その核を見極め、チームの方向をひとつに整えつつ、より斬新でまだ見たことのない景色をつくることが、私の仕事の中心です。デザイナー、コピーライター、エンジニア、営業——それぞれが自分の得意を発揮し、全員の力が自然に重なったとき、企画は生きたものになります。どんな案件にも、誰かの「こうなったらいいな」という願いがあります。その原点を忘れず、現実的な制約の中でも希望を見失わない。それが、私の矜持です。「この人なら自分の想いを託せる」と思ってもらえるよう、今日も一つひとつの企画に丁寧に向き合っています。

編集の仕事をしていると、よく「文章を書く人」だと思われます。
でも実際は、「人の言葉を引き出して、伝わる形に整える人」です。
私はインタビューや取材の現場が好きです。誰かが自分の想いを話す瞬間に立ち会うとき、その人の中にある“本当の言葉”がきらりと光る。そこを見逃さず、丁寧にすくい上げることが、私の仕事のいちばん大切な部分だと思っています。
編集者の領分は、主張することではなく、支えること。書き手や制作者が伝えたいものを、読者がすっと受け取れるように整える——その橋渡しをするのが私の役割です。だからこそ、取材でも原稿でも、相手の言葉に勝手な色を足さないように気をつけています。
“伝える”ことよりも、“伝わる”ことを目指したいのです。
一方で、編集は「仕上げる」だけの仕事ではありません。ページ構成やコピーのトーンひとつで、伝わり方は大きく変わります。だから私は、デザイナーやカメラマンと意見を交わす時間をとても大切にしています。チームの力が重なった瞬間、紙面や記事が一気に息づくのを感じるからです。言葉の向こうにいる人の顔を思い浮かべながら、今日も原稿に向き合います。

制作・デザインの仕事には、常に新しい発見と創造的な挑戦があります。クライアントの思いやメッセージをどのように形にするかを考えることに、大きな魅力を感じています。デザインを通じて、視覚的に強い印象を与え、伝えたい情報を分かりやすく、そして魅力的に届けることができるこの仕事には、やりがいと喜びがあります。
デザインはただ美しさを追求するだけではなく、伝えるべき内容が正確に、そして感情的にも響くようにすることが重要です。色やフォント、レイアウトの一つひとつに意味を込め、全体が調和し、強いメッセージ性を持つように作り上げています。
また、デザインだけでなく、クリエイティブ全体を通して、各分野の専門性を活かしながら、お客様やスタッフと共にで仕上げていく過程に大きな充実感と達成感を感じます。

地域社会や自治体の未来を支える仕事に携わることに、やりがいと責任を感じています。計画書の制作やアンケート分析を行う中で、データの背後にある「人々の生活や未来」にどう影響を与えるかに思いを馳せ、数字や情報をまとめるだけでなく、その先にある意味を深く考えながら取り組んでいます。
アンケート結果や調査データには、地域住民一人ひとりの思いが込められています。その思いをしっかりと汲み取り、実現可能で効果的な計画として形にすることが、私の仕事だと感じています。小さな意見やデータも見逃さず、誠実に向き合い、より良い結果を生み出すために全力を尽くしています。
作成した計画書や提案が、地域の課題解決に繋がり、地域の人たちの生活がより良くなることに大きなやりがいを感じています。この仕事を通じて、地域社会の将来に貢献できるよう日々の業務に取り組んでいます。